【動物看護師が解説】猫ちゃんがスリスリしてくる本当の理由🐱

こんにちは、まりんハウスです🐾
おうちの猫ちゃんが、足元にすり寄ってきたり、ソファの角に顔をこすりつけたり…。あの愛らしい「スリスリ」、たまらなく可愛いですよね。
でも、この何気ない仕草には、実は猫ちゃんなりのちゃんとした理由があるんです。今回は動物看護師の目線から、猫ちゃんのスリスリ行動について詳しくお話しします。
スリスリは「バンティング」と呼ばれる行動
猫ちゃんが体や顔をこすりつけるあの行動は、専門的には「バンティング(bunting)」と呼ばれています。ただ甘えているように見えて、実は猫ちゃんならではの大切な意味が込められているんですよ。
スリスリしてくる4つの理由
① マーキング(においづけ)
猫ちゃんのあご・ほっぺ・額、そしてしっぽの付け根や肉球には、「臭腺(しゅうせん)」というにおいを分泌する器官があります。
スリスリすることで自分のフェロモンをつけて、「ここは自分の縄張り」「これは自分のもの」と印を残しているんです。飼い主さんにスリスリするのも、「この人は私の大切な家族」というマーキング行動。とても愛おしい意味があるんですね。
② 愛情表現・信頼の証
猫ちゃんはもともと警戒心の強い動物。心を許した相手にしかスリスリはしません。
つまりスリスリされるということは、「大好きだよ」「あなたといると安心するよ」という気持ちのあらわれ。最高の愛情表現なんです。
③ ご挨拶
野生の猫たちは、仲間同士で顔をこすり合わせて挨拶をします。お留守番のあと、玄関でスリスリしてくるのは「おかえり!会いたかったよ!」のご挨拶かもしれません。
④ 要求行動「お願いがあるの」
- ごはんの時間が近いとき
- かまってほしいとき
- ドアを開けてほしいとき
こんなとき、足元にスリスリしてくる猫ちゃんも多いはず。「お願いがあるよ〜」のサインとしてスリスリを使うこともあるんです。
動物看護師として気をつけてほしい「スリスリ」
ほとんどのスリスリは愛情表現ですが、中には体の不調のサインが隠れていることもあります。次のようなスリスリには注意してくださいね。
| こんなスリスリは要注意 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 頭を執拗に床や壁にこすりつける | 外耳炎などの耳の病気、皮膚トラブル、神経症状の可能性 |
| 片側ばかりこすりつける | その側の耳や目に違和感があるかも |
| スリスリと同時に首をかしげる・頭を振る | 耳の中の異常(耳ダニ・外耳炎など) |
| 目をこすりつけてくる | 結膜炎や角膜の傷など、目のトラブル |
| スリスリのあとフケや脱毛が見られる | 皮膚疾患の可能性 |
普段の「ご機嫌スリスリ」と「なんだかおかしいスリスリ」を見分けるためには、日頃から猫ちゃんの様子をよく観察しておくことが大切です。
「いつもと違うな」「最近スリスリの仕方が変わったな」と感じたら、早めに動物病院でご相談くださいね。
まとめ
猫ちゃんのスリスリには、愛情・信頼・挨拶・要求・マーキングと、たくさんの気持ちが込められています。それは猫ちゃんからの大切なコミュニケーションのひとつ。
「今日もスリスリしてくれてありがとう」と、ぎゅっと愛情を返してあげたくなりますね💕
ただし、いつもと違うスリスリには病気のサインが隠れていることも。「あれ?」と思ったときは、お気軽にまりんハウスまでご相談ください🏥
今日も猫ちゃんとの素敵な時間をお過ごしください🐾