こんにちは、まりんハウスです。
今日は動物看護師の目線から、おうちで簡単にできる猫ちゃんのケアをご紹介します。 ちょっとしたお手入れで、猫ちゃんの毎日がぐっと過ごしやすくなり、病気の予防にもつながりますよ。
1. 足裏バリカンで「すべり知らず」のおうちに
意外と見落とされがちなのが、肉球の間から伸びてくる毛のお手入れです。
なぜ必要?
- フローリングですべって、転倒や脱臼の原因に
- 特にシニア猫ちゃんは骨折リスクも
- 長毛の子は毛玉になりやすく、皮膚トラブルにつながることも
やり方のコツ
小型の ペット用バリカン を使い、肉球から飛び出している毛だけをそっと整えます。 音や振動が苦手な子が多いので、まずはスイッチを入れた状態を遠くで見せて慣らすところからスタート。
- 一度にぜんぶ終わらせようとしない
- 嫌がったらすぐ中止
- 終わったらおやつ&たっぷり褒める🍪
これを守るだけで、ケアの印象がぐっと良くなります。
2. 爪切りは「ピンクの2〜3mm手前」が鉄則
爪のお手入れは 月に1〜2回 が目安。 伸びすぎると、カーペットに引っかかってケガをしたり、巻き爪になって肉球に刺さってしまうこともあります。
安全な切り方
- 明るい場所で、肉球をやさしく押して爪を出す
- 中央のピンク色(血管)の 2〜3mm手前 で切る
- 透明な部分だけを切るのがポイント
ピンクの部分まで切ってしまうと出血と痛みの原因に。 「もう少し切れそう」と思うところで止める くらいでちょうどいいです。
嫌がる子は 1日1本ずつ でもOK。リラックスしているタイミング(寝起き・ごはん後など)を狙うとスムーズですよ。
3. お顔ふきシートで清潔キープ
涙やけ、口まわりのよごれ、耳の入り口の汚れ… 気になっても、お水でゴシゴシ洗うのはちょっと大変ですよね。
そんな時に便利なのが ペット専用のお顔ふきシート。 ノンアルコール・無香料 のものを選ぶと安心です。
ふいてあげたい場所
- 目頭(涙やけ予防)
- あご下、口まわり(よだれやけ・ごはんの汚れ)
- 耳の入り口の見える範囲
やさしく押さえるようにふくのがコツ。
⚠️ 耳の奥や目の中は絶対に触らないでください。 綿棒で耳の奥を掃除するのもNG。汚れを奥に押し込んでしまったり、外耳炎の原因になります。 気になる耳の汚れがあれば、動物病院にご相談を。
4. 歯みがきは「週に2〜3回」からでも大丈夫
実は、3歳以上の猫ちゃんの約7割が歯周病を持っている と言われています。 歯石が一度ついてしまうと、全身麻酔での処置が必要になることも…。 だからこそ、おうちでの予防がとっても大切です。
慣らすステップ
- 口まわりを触られることに慣れる(あごの下を撫でながら口角に触れる)
- 指にガーゼを巻いて歯をなでる
- 猫用歯ブラシ+ペースト にステップアップ
猫ちゃん用の歯みがきペーストは、チキン味・シーフード味など おやつ感覚で受け入れやすい味 がたくさんあります。
毎日できなくても大丈夫。 週に2〜3回続けるだけでも、歯石のつき方が大きく変わります。
⚠️ 人間用の歯みがき粉は中毒成分(キシリトールなど)が含まれていることがあるので、絶対に使わないでくださいね。
無理せず、楽しく続けるのがいちばん
全部を完璧にやろうとすると、飼い主さんも猫ちゃんも疲れてしまいます。 「今日は爪だけ」「今日はお顔だけ」と 分けて行うのがコツ。
ケアのあとは、おやつとたっぷりのスキンシップで 「ケア=うれしいこと」 と覚えてもらいましょう🐾
気になることがあれば、いつでもまりんハウスにご相談くださいね。 猫ちゃんと飼い主さんが、もっと心地よく過ごせますように。